青梅に開院して間もなく18年、こばやし接骨院の院長小林です。
長かった梅雨も明け、ようやく夏本番を迎えましたね!
2年前に、一瞬でしたが国内最高気温を記録した(すぐに熊谷市に塗り替えられましたが…)ここ青梅駅前でも、夏らしい強い日差しが照りつけています。
さて、そんな当院で、一番多くお悩みをうかがうのが「腰痛」です。
- 看護職、介護職に従事される方。
- 立位で軽作業や家事をされる方。
- 長時間の運転を仕事とされる方。
これらの方々に共通することとは何でしょうか?
それは側面からその方の仕事中の姿勢を見た時、腰椎が後弯し、骨盤が後傾していること。
本来直立した良い姿勢であれば、腰椎は前弯し、骨盤は前傾しているものなのです。
このため、これらの方々は腰痛に悩まされることが多くなります。
それでは、なぜこのような姿勢でいることで、腰痛が発症するのでしょうか?
【筋肉が原因となる場合】
右図からもお分かりのように、腰椎が後弯し(後ろに向かって丸くなる)、骨盤が後傾すると、背骨を支えている筋肉は伸ばされることとなります。
それも、リラックスした状態で伸ばされるのではなく、体の重みを支えながら伸びることになります。
片手で重いカバンを提げていることを想像してみてください。
この時腕の筋肉は、カバンの重みで伸ばされている上に、その重さを保持するために緊張を強いられます。 非常に疲労度の高い筋肉の使い方ですね。
腰が前屈みになっている時に、腰部の筋肉では同様のことが起きています。
このため、腰部の筋肉は柔軟性を失い、硬くこわばった状態になります。
ここにさらに負荷が加わることで、筋膜および筋線維を痛め、炎症を起こすことで腰痛を発症するのです。
【椎間板が原因となる場合】
腰椎が後弯することで負荷が加わるのは、筋肉だけではありません。
腰椎椎体間でクッションの役目を果たしている椎間板にも負荷がかかり、内圧が高まることになります。
内部の圧力が上昇することで、痛みが引き起こされます。
また、この状態が長く続くことで、椎体の内部組織が外側に向かって飛び出したものが、「腰椎 椎間板ヘルニア」です。 ヘルニアを発症すると、腰が痛いというよりは、ヘルニアにより圧迫された神経に沿った神経痛を訴えることになります。
【椎間関節が原因となる場合】
クッションの役目を果たしている椎間板に負荷が加わることで、椎間板が徐々に圧縮され、椎体と椎体の間が狭くなってきます。
これにより、椎体間の関節の隙間も狭くなります。
関節の接合部は、痛みを感じるセンサーが密集しているため、この部位が擦り合うことで炎症を起こし、痛みを生じることになります。
【痛み記憶が原因となる場合】
とくに慢性腰痛に多いとされる原因に「痛み記憶」があります。
これは、長らく腰痛を抱えることで脳にその記憶が刻み込まれ、神経の感受性が高まり、ちょっとした刺激さえも痛みとして認識するようになるのです。
鎮痛薬を服用しても効果のないのもこのタイプです。
腰痛と一口に言っても、その原因は様々です。
あなたの腰痛の原因はどれかに当てはまりましたか?
住所:東京都青梅市本町130-1
ダイアパレスステーションプラザ青梅102-2
最寄り駅:JR青梅駅
TEL : 0428-24-5608
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