膝の内側のスネが痛い!〜それって、鵞足炎かも?

今年も青梅大祭の中止が決まり、春なのにちょっと寂しいここ青梅駅前です。
さて、みなさんの中には、膝関節というよりも、膝のお皿の下で、スネの骨の内側に痛みがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
痛みを長く抱えている方であれば、その箇所を押すと痛かったり、また腫れて、熱をもっているということもあるかもしれません。
とすると、それは鵞足炎という疾患かもしれません。
今回はこの「鵞足炎」についてお伝えしていきますね。

鵞足炎とは

まず「鵞足」とは、膝の内側で関節裂隙中央部から5cmほど下の箇所を指します。
鵞足は、縫工筋、薄筋、半腱様筋の3つの筋肉が付着している箇所になります。

この3つの筋肉が脛骨に付着して共同腱を構成している様子が、まるでガチョウの足のようにみえるところから「鵞足」という名称がつけられています。

最も表層を縫工筋、その後ろを薄筋、さらに後方を半腱様筋が走行しており、膝の後内側部を安定させることで、膝を伸ばしたり、外側に捻ったりする動きを制動する役割を果たしています。

逆に言うと、膝を急激に伸ばしながら、外側に捻るような動きを繰り返すことで、鵞足部に非常に大きなストレスが加わることになります。
このようなことから、陸上の長距離競技や水泳の平泳ぎ、サッカー、バスケットボールなどの競技者に多く見られる疾患です。
ただ運動競技者に限らず、変形性膝関節症の方にも鵞足炎を併発しやすいことが報告れていますので、「私は運動をしていないから関係ないだろう」ということは必ずしも言えないということです。

鵞足炎の症状

初期においては、走ったり、歩いたりして膝に荷重が加わる時に痛みを感じます。
この時期に運動を休止して安静にしていると痛みは落ち着きますが、痛みを我慢して運動を続けていると、痛みは再発し、そのうち鵞足部を押すだけで痛みを認め、腫れたり、熱を帯びたりします。
また、縫工筋の側を走行している伏在神経を絞扼することで起こる痛みもあり、この場合、鵞足部よりも広い範囲に痛みを感じますが、ご自身でその違いを見分けることは難しく、鑑別の判断は専門家に委ねるべきでしょう。
 

鵞足炎の施術

痛みのある時は、運動を休んでいただくことが第一選択となります

その上で当院では、鵞足炎の原因となっているのが、縫工筋なのか、それとも薄筋、半腱様筋のいずれかなのか、またはそれらの合わさったものかを見極めた上で、筋筋膜リリースまたはトリガーポイント鍼療法により、緊張し硬くなっている筋肉を緩和させます。

歩行時でも痛みのあるような方には、テーピングも有効な方法です

変形性膝関節症もあるような場合、関節モビライゼーションという関節のアライメントを整える手技療法も施行します。

膝の痛みと言っても、その病態は様々です。
原因を見誤ったまま治療を続けていても、なかなか改善していきません。
何が原因で膝が痛いのか?
しっかり見極めていくためにも、自己判断せずに、専門家に診てもらいましょうね!

 
 
 

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当院では、国際的な足の権威たちも推奨する個人個人に合わせたオーダーメイドのインソール(足底板)も作成しており、あなたに合ったインソールを使用することで根本的な改善を図っていきます。

ご興味のある方は、ぜひ当院までお問い合わせください!

 

住所:東京都青梅市本町130-1
ダイアパレスステーションプラザ青梅102-2
最寄り駅:JR青梅駅
TEL : 0428-24-5608

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