肩甲骨から腕や手にかけての痛み、しびれ!~それって、変形性頚椎症かも⁉~

ここ1、2週間で急に寒くなりましたね。
秋がぐっと深まり、ここ青梅駅前でもまもなく美しい紅葉の時季を迎えます。

さて、今回取り上げる変形性頚椎症、よく耳にする病名かもしれませんが、進行するとさまざまな症状を引き起こす恐い疾患なんですよ。
今回はこの変形性頚椎症についてお伝えしていきます。

変形性頚椎症とは?

変形性頚椎症とは、主に加齢によって骨棘(こつきょく)が形成され、それによって神経や脊髄が圧迫を受ける疾患です。
骨棘とは、関節面の軟骨が肥大増殖し、次第に硬くなって骨化して「とげ」のようになったものを言います。
変形性頚椎症では、レントゲンを撮ると骨棘ばかりでなく、椎間板の狭小化や椎間孔の変形なども見られます。
椎間孔とは、背骨から左右に向かって伸びている神経が通る孔(あな)、つまり神経の通り道のことです。
 
 
 

変形性頚椎症の中でも、肩甲骨や上肢への放散痛、手指のしびれがある時は、神経根の圧迫を原因とした頚椎症性神経根性が考えられます。
また、歩行障害や手指巧緻運動障害、手足のしびれがある時は、脊髄の圧迫を原因とした頚椎症性脊髄症が考えられます。
手指巧緻運動障害とは、シャツのボタンを留めたり、箸で豆のような小さなものをつまむ動作が上手くできなくなることを言います。
これらを鑑別するテストとして、Jackson test(ジャクソンテスト)やSpurling test(スパーリングテスト)があります。

 
治療は保存的治療による疼痛コントロールが優先されますが、神経根症や脊髄症の症状が出たときは、専門医の診断を速やかに受ける必要があります。
上肢への放散痛に対しては、神経痛の薬剤であるリリカが処方されることが多いですが、このリリカ、副作用として眠気、めまいを訴えることがあります。

肩甲骨から腕や手の指にかけて拡がる痛みやしびれで、慌てて受診される方が多いようですが、おそらくそれ以前に首に痛みや違和感を感じていたはずです。
その段階で改善に取り組めば、そこまでつらい思いをせずとも痛みをコントロールすることは可能です。
何事も早めの対処が肝心ということでしょう。

また腕や手にかけて拡がる痛みやしびれの原因は、変形性頚椎症ばかりではありません。
自己判断はせず、まずはかかりつけの先生に診てもらいましょう!

 
 
 

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当院では、国際的な足の権威たちも推奨する個人個人に合わせたオーダーメイドのインソール(足底板)も作成しており、あなたに合ったインソールを使用することで根本的な改善を図っていきます。

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住所:東京都青梅市本町130-1
ダイアパレスステーションプラザ青梅102-2
最寄り駅:JR青梅駅
TEL : 0428-24-5608

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